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鳥取豊岡宮津自動車道(山陰近畿自動車道)の整備状況・概要について

道路解説

こんにちは、道路マニアです。
最近はあまり遠出をせず、新しい高速道路の走行をできていません。たまには遠くに行きたいなと思いつつ、今回のテーマを決めました。
鳥取豊岡宮津自動車道または山陰近畿自動車道です。

最近では山陰近畿道の呼び名がよく使われていますが、あえて鳥取豊岡宮津道も使っていきますよ。しかし、後者は名前が長いんですよね・・・。とりあえず概要から解説していきましょうか。

鳥取豊岡宮津自動車道(山陰近畿自動車道)の概要

鳥取豊岡宮津自動車道(山陰近畿自動車道)は、地域高規格道路でありながら、山陰自動車道京都縦貫自動車道を結ぶ重要路線です。自動車専用道路で整備されています。

しかも、この路線とほぼ並行する国道178号は地形に合わせて作られているため、かなり線形が悪く走行しづらい道路となっています。また、国道9号の難所である駟馳山峠のバイパス機能も果たします。何かほぼ高規格道路じゃね!?という道路なんですよね。今後の整備が楽しみな路線ですよ。

起終点
起点:鳥取県鳥取市(鳥取インターチェンジ)
終点:京都府宮津市(宮津天橋立インターチェンジ)

路線延長
約120km

道路規格
第1種第3級(設計速度80km/h)

車線数
完成4車線(暫定2車線)

鳥取豊岡宮津自動車道(山陰近畿自動車道)の整備状況について

鳥取豊岡宮津自動車道(山陰近畿自動車道)は2005年3月に香住道路の一部が開通して以来、現在に至るまで続々と開通区間が増えています。
2018年6月現在では、約120kmのうち44.0kmまで開通していますよ。全体の約1/3が開通したことになります。現在の開通している区間の道路名と路線延長をまとめてみました。

  • 駟馳山バイパス  6.6km
  • 岩美道路               1.9km
  • 東浜居組道路      3.5km
  • 浜坂道路               9.8km
  • 余部道路               5.3km
  • 香住道路               6.2km
  • 野田川大宮道路  4.3km
  • 宮津与謝道路      6.4km
  • 合計                     44.0km

鳥取市付近と香住町、そして宮津市付近は開通していますが、豊岡市付近は全くの手つかずとなっています。南からは北近畿豊岡自動車道が延伸してきているので、山陰近畿道と北近畿豊岡道がどのように接続されるのか今後楽しみですね。

鳥取豊岡宮津自動車道(山陰近畿自動車道)の問題点

実は、鳥取豊岡宮津自動車道(山陰近畿自動車道)は一つの大きな問題を抱えています。それは・・・

鳥取インターチェンジから福部インターチェンジ間の路線がルートすら決まっていないんです。
理由の一つは、福部インターチェンジから西は国道9号鳥取バイパスに接続しているからなんです。

福部インターチェンジから鳥取市内までの一部は交差点が立体化されていますが、鳥取バイパスは自動車専用道路ではないため、信号も交差点もあります。鳥取バイパスはトンネル区間は2車線ですが、その他の区間は4車線で整備されているため、そこそこ高規格な道路なんですよね。

そういうわけで、とりあえずは鳥取バイパスに接続し、鳥取インターチェンジまでの接続は後回しになってしまいました。

二つ目の理由は、鳥取市内を横断しなければならず、ルート選定が容易ではなかったことです。たしかに、福部インターチェンジから鳥取インターチェンジまでの区間はもう市街化されているため、そう簡単にルートを決めることができなかったんでしょうね。はて、困った。。

道路マニア的勝手にルート選定(山陰近畿道編)

さて、困ったときは勝手にルート選定しちゃいましょう!?

ルート選定1:鳥取インターチェンジに接続

かなり無理があると思いますが、私の妄言なので勝手に語らせてもらいましょう!

まず、鳥取バイパスを福部インターチェンジから南隈交差点付近まで自動車専用道路化し、南隈交差点手前から高架と側道に分離、90度向きを南に変えます。そこから先は国道29号鳥取南バイパスの中央を高架で南下し、鳥取インターチェンジに接続しちゃいます。

まあ、なんと無理があることでしょう!しかし、鳥取バイパスの自専道化は意外といけるかもしれません。ただ、90度ターンと国道29号鳥取南バイパス上を高架にするのはスペース的に無理でしょうね。何としてでも鳥取インターチェンジに接続させるのならこのルートもありかもしれませんよ!?

ルート選定2:鳥取ジャンクションに接続

こちらのルートは市街地を迂回するルートとして考えてみました。

1案の福部インターチェンジから南隈交差点付近まで自動車専用道路化するのは同じですね。そこから先は国道9号鳥取バイパス上を高架で西に進みます。そして、市街地が途切れる湖山池西付近で南西にルートを変えます。そして、山陰道にジャンクションを新たに設置し接続するというものです。鳥取バイパスなら高架分の用地も確保できそうですし、意外と現実的かもしれません。

鳥取バイパスのさらに北を通すルートも考えましたが、鳥取砂丘と鳥取砂丘コナン空港があるため、難しいと判断しました。

こうやって勝手にルートを考えるのは夢が膨らみますが、実際に完成までたどり着くのは、どのルートを採用したとしてもかなり時間がかかりそうです。実際にこれからルート選定をしていくらしいので、私の意見もぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか(笑)!?

鳥取豊岡宮津自動車道(山陰近畿自動車道)のまとめ

さて、今回は鳥取豊岡宮津自動車道(山陰近畿自動車道)の問題点をメインにまとめてみました。

  • 山陰近畿道は、鳥取市と豊岡市、宮津市を繋ぐ地域高規格道路である
  • 全線自動車専用道路として整備される予定で、準高速道路との呼び声も高い
  • しかし、鳥取インターチェンジから福部インターチェンジ間は、ルートすら決まっていないミッシングリンクとなっている
  • 道路マニア的勝手にルート選定によって2案を選定してみた
  • 山陰近畿道の早期全線開通を願う

山陰近畿道は、部分的に整備をしながら、ようやく全体の約1/3が開通しました。

しかしながら、起点側の鳥取インターチェンジから福部インターチェンジ間はルートすら決まっていない区間となっており、今後のルート選定が気になるところです。

道路マニアとして、素人的なかなり適当なルート選定を勝手にしちゃいましたが、きっとルートが正式に決まるまではかなり時間がかかると思います。何と言っても市街地を高速道路が通るわけですから、地元住民の理解が得られない限り、ルートすら決まらないですからね。できる限り市街地をかわしながらルートを決めるようになると私は考えています(勝手に)。とにかく、そんな難題を解決しながら早期開通をしてほしいものですね。

豊岡付近もまだ未着工区間があるため、そちらの整備も期待しましょう。今後の山陰近畿道の動向から目が離せない!