突然ですが、事件です。
いきなりすみません。でも、実際私はとても混乱していたんです。
理由は、どの情報が正しいのか全く分からなかったからです。今回はその事件の真相を追ってみようと思います。
それは・・・鳥取西道路です。
山陰道鳥取西道路の概要
今回の主役は鳥取西道路です。山陰道の一部を構成しています。
鳥取県の県庁所在地である鳥取市と旧青谷町を結ぶ道路で、国道9号のバイパスの役割を果たします。鳥取西道路が開通することで、鳥取自動車道と青谷羽合道路が結ばれ、鳥取県東部が高速道路ネットワークの仲間入りを果たすことになるため、非常に重要な道路と言えますね。
鳥取西道路が開通すると、山陰道の鳥取県内で残る区間は北条道路のみとなります。北条道路については、またの機会に語りたいと思いますのでおたのしみに!
路線延長
起点:鳥取市本高(鳥取インターチェンジ)
終点:鳥取市青谷町青谷(青谷インターチェンジ)
総延長
19.3km
車線数
4車線(暫定2車線)
道路規格
第1種第2級
設計速度
100km
鳥取西道路で事件発生!?開通のはずが・・・
鳥取県民悲願の道路である山陰道。その中でも鳥取県内区間で整備が遅れていたのが鳥取西道路なんです。そんな道路に何が起こったのでしょうか。私自身気になっていたので、時系列でまとめてみました。
- 2013年12月14日 鳥取西道路で初めて鳥取~鳥取西インターチェンジ間が開通(1.8km)
- 2017年9月以降 浜村鹿野温泉インターチェンジ付近の法面のアンカーが破損したため、押え盛土や水抜きボーリング工事を実施
- 2017年11月02日 青谷~浜村鹿野温泉インターチェンジ間の開通予定日が決定(2017年12月17日)
- 2017年11月21日 アンカー破損箇所の法面が広範囲で変位していることが判明し、開通延期を決定
- 2017年12月23日 鳥取西道路の全線開通は2019年夏頃と判明
- 2018年 鳥取西~浜村鹿野温泉インターチェンジ間(12.8km)が開通予定
- 2019年夏頃 浜村鹿野温泉~青谷インターチェンジ間(4.7km)が開通予定
冒頭でもお伝えした通り、ネットで検索すると開通時期が複数書かれており、どれが正しいのか全く分かりませんでした。この記事を書くために検索してやっと全貌がつかめましたよ。
法面変位箇所の対策工法とは
浜村鹿野温泉インターチェンジ付近の法面変位箇所については、対策工法が複数検討されたようです。結局、工期や安全性によってトンネルが採用されました。
方法としては、法面変位箇所に一度盛土をして、その後トンネルを掘るようです。確かに盛土をしてしまえば、法面が崩れる恐れはほとんどなくなりますもんね。良い工法だなと感じました。焦って開通させて事故が起こるよりも、慎重に開通時期を遅らせた判断は素晴らしいと言えるでしょう。
山陰道鳥取西道路開通延期の真相まとめ
- 鳥取西道路の青谷~浜村鹿野温泉インターチェンジ間は一度2017年に開通予定となったが、延期となった
- 対策工法を行ったが法面が広範囲に変位し、別の対策をしなければならなくなった
- 法面変位箇所に盛土をし、トンネルを掘る工法が採用された
- 今回の区間は2019年夏頃の開通を目指す
鳥取西道路の開通延期の真相をまとめてみました。
今回私は、開通予定時期を一回発表した後に開通延期の判断をした国交省はすごいと感じました。きっとかなり悩んだ末の判断だったと思います。利用者の安全性を第一に考え、より安全な対策工法を採用し、今度こそは素晴らしい道路が開通すると思います。
なにはともあれ、鳥取西道路は今年2018年に鳥取西インターチェンジ~浜村鹿野温泉インターチェンジ間が開通します。そして、今回取り上げた浜村鹿野温泉インターチェンジ~青谷インターチェンジ間が2019年夏頃開通する予定です。
鳥取西道路が開通することで、鳥取市から米子市までが高規格道路で一直線に繋がることになります。鳥取県民悲願の山陰道も県内全線開通まであと少し!あ、北条道路を忘れていましたね。。北条道路については、またの機会に記事にしようと思っています。お楽しみに!
→なんと、鳥取西道路の開通情報に進展があったようですね!
しかも、全線が2019年夏頃の開通予定になってしまいました。吉岡温泉インターチェンジ付近の松原地区でも法面に不具合が発生したようです。一日も早い開通が望まれます!
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